PF、−16万
NK +101(21469) J、+3(4045) M、+3(1209)
NKは上髭陰線。新興も萎え萎え。日本株は序盤の急伸が夢だったかのように後場グダグダになった。雇用統計前云々ということではなく、外国人投資家が戻り売りで手仕舞いしているとみる。
株や経済に対する好材料が、これでもか、とばかりバンバンでている。米朝首脳会談・北非核化を約束、日銀緩和姿勢を強調、トランプ関税態度軟化・・・リスクオンに一気に入らないのが不思議なくらいだ。
いましがたでてきた雇用統計も案の定、強い結果。予想を大幅に上回った。
ドル円は107円につっかけたが、一気に上抜いていくるかんじでもない。
ダウ先物も25000を大きく上回ってきているが、場中にどうなるかはわからないと思う。
欧州株はしっかり、くらいの穏当な値動き。
ドル全面高だが、ポイントはドル円だろう。ここで素直に円安に転換するとは思えない。
米国10年債利回り(長期金利)は2.9パーあたり。
最高にいい状態、というのは、要するにピークということだ。先行指標である株価が手放しで評価するだろうか。さらにバブっていく、まだ高みがあったり、高原状態が持続したり、という可能性はもちろんある。ただ、一気にいくだろうか。
今回ばかりは第3ステージとみてほぼ間違いない気がする。あとになってみないと確定はできないだろうが、踏み上げ(昇竜拳)におびえつつも、高いところでは売り目線でいくべきだろう。
原油や金は冴えない。
ここからは欧米人、外国人投資家の主流の動きが全てを決める。ま、これまでもそうだったが、連中が一体ここからどこにもっていくか、ということだけを注視していたい。
割安株を買う、なんていうオーソドックスなバリュー投資はもはやありえない。成長株を買って、棒上げを狙うか、カラ売りを仕掛けて、暴落を狙うか。株価にしろ、不動産価格にしろ、明確に価格が下落に転じたときが、バブルのはじけるときだ。ここから2年も3年も相場が延命するとは私には到底思えない。純真無垢な連中は、優良個別株が、成長ストーリーに変化がない限り延々上値を追っていく、成長を続けていくかのように考えているが、断じて違う。突如として、日はまた沈むのである。大半の参加者が強気になり、明るい未来しか描けないようなときに、流れは変わるのだ。そう、いまのようなときに。
サブプライム前夜の雇用統計なんて、いつもこんなかんじだった。ワールドビジネスサテライトなんかで現地特派員からのリポートを待っていた時機を思い出す。景気後退とか、株価の崩落が迫っているなんて、誰も言わなかったけれど、それは確実に迫っていた。
明るい流れの継続や、絶頂期のあとのソフトランディングに期待すべきではない。トレンドが転じようと、あらたに発生したトレンドをフォローするべく努力を続けるべきだ。そこまでひどいことにはなるまい、と思う人もいるだろうが、トレンドは継続する習性がある。流れが転じたら転じたで、想像を超えるところまでいく可能性には留意しておきたい。今回の大相場だって、リーマンショックの底値から、ここまでくるとはほとんどの人間は予想していなかった。期待は裏切る、予想は超える。